メキシコシティでDELEを受験してきた!【受験環境に備えよう】

DELE

2019年5月、メキシコシティでDELEを受験してきました!
今までモンテレイのUNALで受験してきた私にとって、メキシコシティ会場での受験は初。
事前調べ通り、とってもメキシコっぽい( 悪い意味で。笑) 会場だったので、会場の環境をメインに受験記をお届けします。

spanishlessons

メキシコシティでDELEを受験してきた

今回持っていったもの

まず、事前情報と今までの経験を踏まえ、今回の持ち物は下記の通り。

  • 耳栓(騒音対策。結局使わず。)
  • 脱ぎ着できる上着(暑いかもしれないし、エアコンガンガンかもしれないので。)
  • 水500ml
  • チョコミルク(飲み物。脳に糖分を送るため)
  • パン(休憩が30分しかないので、簡単に食べれるもの)

会場比較 メキシコシティ Itoa vs モンテレイ UNAL

簡潔にいうと、下記の通り。

\学校
項目
Itoa@メキシコシティ UNAL@モンテレイ 
教室狭い。隣の人が近く、カンニングしようと思えば余裕で出来る。広い。隣の人とは3席分離れている。もしくはパーテーションがある。
試験開始の合図ない。気づいたら始まっている。はっきりと「始めてください」と言う。
時計試験途中から設置される。角度によっては見えない人もいる。元から設置されている。みんなが見えるところにある。
室温暑い。ドアも窓も締め切りなので、酸素が薄い。エアコンが効きすぎて寒い。
トイレ20数人に対し、1つしかない。便座、石鹸、ハンドドライヤーもない。たくさんあるので並ぶ必要がない。
リスニング音声家庭用スピーカー使用。不具合で途切れる。教室の備え付けの放送機器を使用。もしくは、パソコンで各自好きなタイミング、好きな音量で再生可能。
スピーキング準備階段の踊り場で準備。騒音に悩まされる。準備用の部屋があり、集中して準備できる。

ひとつひとつ見ていきましょう。

教室がとても狭い

集合時間は8:45am。早めに到着するつもりが、なんだかんだで8:40頃到着。

外に大きい看板があるわけではないのでなかなか場所がわからず、住所を見てたどり着いた黒い門の横には学校名”Itoa”と書いた小さな小さな看板が。

他に入って行く人もいたので、ついていってみることに。
長い小道を通りぬけると、かわいらしい小さくてちょっと年季のはいったホステル、みたいな成り立ちの建物が現れる。

※写真はイメージです。

受験レベルをC1と伝えると3階へどうぞ、とのこと。
3階へ着くと、「3階」というよりは「屋上に小部屋が増設された」みたいなところに到着。

部屋に入ってみると、人がぎゅうぎゅうに詰め込めれている!

10人くらい用の教室に、25人くらい詰め込まれた感じ。
席が見当たらず、「もう空いてるとこないんだけど」と試験監督に伝えると、

「ここよ」と指さされたのは一番前の机で、壁と密着している。

座ったら目の前がすぐ壁、という感じ。笑

でも、私のあとにさらに2人受験者が入ってきて、その人たちは小さな1つの机に無理やり斜め向かい合わせで座らせられていた。
カンニングが余裕で出来る距離。てかそんな近くに他の人がいたら集中できないよー。と心の中でつぶやく。

そして、たくさんの机をとにかく無理やり教室に詰め込んだ感じだから、誰かが通る時、必ず私の椅子にぶつかる。笑

開始の合図はない

ということで、試験開始。4項目ある内、まずはリーディング。早速90分の長丁場。


ここで試験監督から

「はい、今9時5分ですー、テストは90分ですー、鉛筆で回答して下さいー」

のような説明があったが、まさかそれが正式な開始の合図だとは思わず、そのまま待つ。すると、後ろの人たちが始めてる音が聞こえてくる。

「え、もう始めていいの?」って聞いてみたら、「いいよー。」って。


「それでは始めてください!」みたい掛け声はないのね?笑

時計もない

「時計ないんですか?」という声が上がったので、どこからか時計を持ってくる試験監督。

設置してドヤ顔でみんなの顔を見回します。

しかし、その時計が動いていない。笑

10分後くらい、また部屋に入ってきた試験監督に誰かが、「時計動いてないよ。」と。
その後、電池を買いに行って戻ってきたが、その間50分くらい時計なしで試験続行。

時計は自分で用意しましょうね。


暑い!酸素が足りない!

会場到着時に席についた時には一番前の席しか空いていなかったのでそこに座ったのだけど、真横に出口があって、ドアが開けっぱなしだったので、外から風が入ってきた。

「まずい、サンダル履いてきたの失敗したかな、寒いかも…」
と思ったが、試験開始とともにドアが閉められる。

「あ、よかった、寒くないや」と思っていたころは、まだ幸せだった。

時間が経つにつれ、セーターも不要なくらいあったかくなり、同時になんだか、だんだん息がしづらくなってくる…

当たり前だけど、あんな小さな部屋に20数人も詰め込んで、ドアも窓も閉めきったらそりゃぁ酸素足りなくなるのよ。

息が出来ず辛くなってきたので、幸い終了時間より早めに回答し終わっていたのでトイレに行くふりをして退室。

最初は一番前の席ハズレだなーと思っていたけど、だれかがトイレに行くたびにドアが開いて空気が入ってきたのでまだよかった。

後ろの方の席はどうだったんだろうと、考えるだけで恐ろしい…



トイレはひとつだけ

トイレはひとつしかなかった。たぶん。

トイレ1つに対し、受験生は20人以上。当たり前だけど長蛇の列ができ、20分くらい並ぶ。

しかも便座もなかったし、石鹸は古びてるし、タオルもハンドペーパーもなし。

ちなみに試験中もトイレ行き放題で、戻ってきてから試験を継続しても全然あり。笑

リスニング音声が途切れる

リスニング音声を流すのは、家電製品屋さんなどで売ってる家庭用スピーカーで対応。

案の定、音声が止まりまくる。笑
突然止まった、と思ったら、スピーカーの電源入れた時の”Now it’s connecting…”. みたいな音が流れて、その後リスニング問題がふつうに継続される。。

というのが3,4回発生。

まぁでも理解に支障はなかったのでいっか、と思っていたら、全テストが終わった後にやはり苦情を行った受験生がいたようで、音が切れた部分を聞きたい人がいるならもう一回流します、とのこと。

いやいや。。。全然影響なかったじゃん。。。と思って私は早く帰りたかったので残らなかったけど、8割くらいの人は残っていた。

実質2回リスニングテストを受けられたような感じ。なんだかなぁ。



スピーキング準備は階段の踊り場で

スピーキングテストは、メキシコシティ在住の人たちは事前に平日の間に受験済みだったけど、私は遠方からの参加だったので、筆記テストと同じ日に受けられるよう事前にお願いしていた。

筆記テストが全て終了した後15分休憩をもらって、スタート。

スピーキングテストのTarea1は、準備時間が20分あり、事前に800字程度の文章を読んで、要約を下書きして、面接でその文章の要約を話す、という形。

モンテレイ会場では、準備時間用に別室が用意してあったけれど、今回は階段の踊り場みたいなとこに机が用意してあって、「ここでやってください」と。

階段下からは試験監督の笑い声、上からはテストが終わった受験生がドタバタしゃべりながら下りてくる。。。という環境で20分の準備。

20分後、(そこだけはなぜかきっちり)試験監督が来て「20分経ったので準備は終わりです、もうすぐ面接に通しますねー」と言われたけど、結局15分くらい待たされました。内容忘れちゃうじゃん!


と、いう感じで、全体的にカオスでした。

私個人的には、もうこの会場で受験する事はないと思います。

試験会場の環境によって、集中できるかできないかは大きく左右されるので、準備は周到にしていきましょう!

それでは、また~。


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コメント

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